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アクアリハビリテーション病院 木更津市

外来診療担当表 (令和6年3月~)

 診療科目
耳鼻咽喉科 午前 馬場院長
馬場院長
※第1休診
馬場院長
馬場院長
  ―  
午後
整形外科
リウマチ科
午前 倉本副院長
倉本副院長
倉本副院長
午後
内科
循環器内科
午前
朝倉医師
小倉医師
朝倉医師
小松医師
午後




内科
総合診療科
午前 香西医師




午後 香西医師


香西医師



各ドクターの休診情報は、トップページに記載させていただいております。



整形外科の疾患

関節リウマチ

リウマチは特定の病気の名前ではなく、関節、骨、筋肉の痛みやこわばり、進行すると関節が変形したりする病気の総称で、200種類以上の病気が含まれます。

このうち、指、手首、ひじ、肩、ひざ、足首、足の指などの関節に炎症が起こり、関節が腫れて痛みが生じる病気が「関節リウマチ」です。
進行すると、関節が変形したり、正常に機能しなくなってしまったりすることがあります。

症 状

関節リウマチは、いきなり激しい症状が出る病気ではありません。 ごく初期は、食欲がない、だるい、熱っぽい、体重が減るなどといった漠然とした症状があらわれます。しかしこのような症状は、単なる疲れや風邪のためだろうと勘違いしてしまうことが多いのが現状で、この段階で関節リウマチに気づくのは困難です。 初期のシグナルとして気を配りたいのは、「こわばり」と「関節の腫れ」です。

初期症状(1):「朝のこわばり」

「こわばり」は、関節リウマチの代表的な初期症状のひとつです。朝、起き上がるときにあらわれやすく、「朝のこわばり」と呼ばれます。眠っている間に炎症によって体液がたまり、むくむために症状がでると考えられています。手足が動かしにくくぎこちない、手がにぎりにくい、手足が動かしにくくぎこちない、関節が自由に曲げ伸ばしできないなど人によって感じ方はさまざまです。

炎症が軽い場合は、「こわばり」は体を動かしているうちに、徐々に消えていきますが、ひどくなると午前中いっぱい、さらには一日目じゅうつづくこともあります。目安としては、「こわばり」が15分から1時間もつづく場合は、関節リウマチの可能性が高いと考えられます。

初期症状(2):指の関節の「腫れ」

多くの場合、「腫れ」は、初めは指の関節に出ます。指先から数えて2つ目の第2関節と、つけ根の第3関節が腫れるのが初期の典型的な症状です。腫れている部分は赤みを帯び、熱をもって、痛みを生じます。

関節リウマチの腫れは、手の指や手首、足の指など小さな関節から始まり、しだいに足首、ひざ、ひじ、肩、股関節など四肢の大きな関節が腫れてきます。

そして、この「腫れ」や関節痛は、左右対称性(右手が痛い場合は、左手も痛くなる)になって現れることも関節リウマチの特徴的な症状の一つです。ただし、左手の小指だけ、左膝だけといように「単関節型」と呼ばれる症状を訴える人も少なくありません。

●病気が進行すると関節が破壊される

関節で炎症が続くと、関節の中にある「滑膜(かつまく)」に血管や細胞が増えて、滑膜が厚く腫れてしまいます。腫れあがった滑膜はやがて骨の軟骨部分や靱帯(じんたい)を破壊し、さらに進行すると骨まで破壊して動かなくなってしまいます。

原 因

原因は私たちの体の免疫反応が正しく働かなくなり、自分自身を攻撃してしまう、いわゆる自己免疫性疾患です。 本来、免疫は外部から体内に侵入してきた細菌やウイルスなどを攻撃して、それらを排除する働きを担っています。しかし、免疫に異常が生じると、誤って自分自身の細胞や組織を攻撃してしまいます。それにより炎症が起こり、関節の腫れや痛みとなってあらわれてきます。 炎症が続くと、関節の周囲を取り囲んでいる滑膜が腫れ上がり、さらに炎症が悪化して、骨や軟骨を破壊していきます。

治療法

関節リウマチでは炎症が起こっても、いきなり関節が破壊されたり、変形したりするわけではありません。 関節に傷がつくのは、発病後1~2年で始まるといわれていて、5~10年で変形が起こります。関節が破壊されて、変形が起こる前の早期に病気を見つけ、治療することがとても重要になります。

治療を早期に始めることで、「治ったように症状が治まる」状態に導くことが可能で、それを維持していくこともできます。そのための治療の基本は、病気の進行状態や症状に合わせ、3つの治療法を組み合わせて行います。

●薬物療法

病気に直接働きかけ関節破壊を防いだり、炎症や痛みを抑えたりする方法です。 薬は、非ステロイド性抗炎症薬、副腎皮質ステロイド薬(ステロイド薬)、抗リウマチ薬の3種類に大別されます。現在では、関節リウマチという診断が確定したら、なるべく早期から積極的に、関節破壊を抑える効果のある抗リウマチ薬を使うことが推奨されています。

●リハビリテーション療法

関節を保護し、機能を維持することが目的の治療法です。 リハビリテーションには、物理療法、運動療法、作業・装具療法などがあります。関節の痛みをやわらげながら動かしていく方法を身につけることで、機能の低下を防ぎ、日常生活の質を維持することにも役立ちます。

●手術療法

病気が進行して関節が破壊され、うまく機能しなくなった場合に、失われた機能を回復させることが目的で行います。 手術方法は主に2つあります。ひとつは、関節の痛みやはれをやわらげる「滑膜切除術」。もうひとつは、破壊された関節の機能を回復させる、機能再建のための「人工関節置換術」です。

骨粗しょう症

骨粗しょう症は、鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。

原 因

骨粗しょう症の原因は、おもに加齢によって引き起こされる「原発性骨粗しょう症」と、病気や薬の影響で二次的に起こる「続発性骨粗しょう症」の2つのタイプに分けられます。


【原発性骨粗しょう症】

・加齢

骨密度は50歳前後から急速に低下していきます。骨をつくるのに必要なカルシウムは、腸から吸収されて骨に取り込まれますが、年を取ると腸からのカルシウム吸収が悪くなってしまうのも骨密度低下の原因の1つです。

・更年期と閉経 

女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、カルシウムを骨に沈着させたり、骨が溶け出さないようにする働きがあります。しかし閉経後、エストロゲンが急激に低下するため、骨にカルシウムが沈着しにくくなり、骨量が一気に低下します。

・ダイエット 

ダイエットによる栄養不足は、骨粗しょう症の原因の1つとなります。とくに成長期は丈夫な骨をつくる大事な時期なので、無理なダイエットは将来の骨密度に悪影響を与えます。 成長期にはカルシウムを十分に摂り、バランスのよい食生活の習慣を保つことで、骨密度を高く保つことができます。

【続発性骨粗しょう症】

特定の病気や、服用している薬が原因となって骨強度が低下する骨粗しょう症です。

原因となる病気として、副甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、関節リウマチのほか、糖尿病、CKD(慢性腎臓病)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、などの生活習慣病で頻度が高いとされています。

これらの病気では、骨代謝に影響を及ぼすホルモンが不足したり、骨形成に必要な細胞などに異常が起こったりして骨量が減るものもありますが、骨の中に骨質を劣化させる物質が増えて骨がもろくなってしまうものもあります。

また薬の副作用による骨粗しょう症では、代表的なものにはステロイド薬の長期服用があります。 

治療法

骨粗しょう症と診断された場合には、薬物療法と併用して食事や運動など生活習慣の改善を行います。骨は鉄筋コンクリートの建物に例えると、鉄筋に相当する骨基質(コラーゲン、オステオカルシン)とコンクリートに相当するミネラル(カルシウムリとリンの結晶)からから成り立っています。

骨脆弱化はミネラル7:基質3の割合で関与しています。骨基質が正常なのに、骨折するケースも少なくありません。例えば糖尿病の場合、骨折が健常人に比し1.7倍多いですが、骨基質が糖化を受け脆弱化することが大きな原因です。分かりやすく言うと、骨に糖がくっついて脆くなってしまうわけです。

骨粗しょう症は、病気であるという認識が低く、生活習慣を改善することで治そうとする方がいらっしゃいます。しかし、骨粗しょう症は病気なので、治療が必要です。処方された薬はしっかり服薬しましょう。脆弱性椎体骨折は寿命にも大きく関係します。骨粗しょう症の治療を開始した方の半数以上が1年以内に治療を中断しているという報告があります。治療の継続が大事です。


【薬物療法】

骨粗しょう症の治療薬は、作用によって次の3種類に分けられます。


腸管からのカルシウムの吸収を促進し、体内のカルシウム量を増やす薬=活性型ビタミンD3製剤

骨の形成を促進する薬=活性型ビタミンD3製剤、ビタミンK2製剤、テリパラチド(副甲状腺ホルモン)

骨吸収を抑制する薬=女性ホルモン製剤(エストロゲン)、ビスフォスフォネート製剤、SERM(サーム)、カルシトニン製剤

これらの薬以外にも、イプリフラボンやタンパク同化ホルモン製剤などが処方される場合もあります。


【生活習慣の改善】

食事療法

カルシウム、ビタミンDなどの骨密度を増加させる栄養素、ビタミンK,ビタミンCなど骨質の成分となる栄養素を積極的に摂り、骨を丈夫にするのが骨粗しょう症の食事療法です。カルシウムとビタミンDを同時に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収率がよくなります。とくに骨吸収を抑制するビスフォスフォネートやSERM製剤では、食事によってカルシウムとビタミンDを摂ることにより、骨形成が促されるため、食事療法は骨密度増加の鍵となります。骨基質の成分であるコラーゲンはビタミンC,オステオカルシンはビタミンKからつくられます。

運動療法

運動不足は骨密度を低下させる要因です。骨にカルシウムを蓄えるためには、「体重をかける」ことが大切です。日常生活のなかで階段の上り下りや散歩などを積極的に取り入れ、運動量を増やすだけでも効果があります。

骨密度の低下防止にとくに有効な運動は、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどです。スクワット(1回の動作を10~12秒かけて行い、これを5~10回×3セット/日を目標) 開眼片足立ち(つかまるものがある場所で、床につかない程度に片足を上げる。目安は左右各1分間1日3回)がロコモ体操として推奨されています。

医療法人互生会 施設紹介

アクアリハビリテーション病院 木更津市
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